ドイツの老舗アウトドアブランド「ペトロマックス」のフライパンを買ったのですが、予想以上によかったので評価や使い心地・手入れの方法をシェアしたいと思います。
鉄フライパンはスキレットも味があっていいですが、鍛造製法で鍛えられて作った無骨な鉄フライパンも満足度がかなり高いですよ。
ペトロマックスのフライパン24を使った個人的な評価
まずは先に評価を言ってしまうと買って正解でした!
今まで業務用の鉄フライパンを使ったりもしましたが、ペトロマックスのシュミーデアイゼンフライパンの持つ独特なクラシックなオーラは所有欲を見事に満たしてくれます。
おまけに蓄熱性がよくフライパンの網目加工により肉を焼いてもくっつきにくかったのもかなりポイントが高評価です。
そしてsp24( 24cm)モデルなら約6000円ほどで買えるのもかなりの魅力。
予算があるならタークのフライパンですが、そこまで予算がないのであればペトロマックスでも充分に良い買い物でした。
ペトロマックスのフライパンとは?
「ペトロマックス」を知らない方のためにまず始めに簡単に説明すると
1910年にドイツで創業した灯油ランタンのブランドです。灯油の“PETRO” と開発者の”MAX” を合わせたブランド名は圧力式灯油ランタンのオリジナルとして世界の人々から支持され、その製品は当時とほとんどモデルチェンジなしに現在に至っています。
引用 スター商事 ペトロマックス
職人技が光る商品を数多く輩出していて、無骨な見た目が魅力的なランタンをはじめ、ダッチオーブンやフライパン、グリルスタンドなどが人気のブランドです。
ぼくもこのペトロマックスの無骨でアンティークな見た目に一目惚れして即購入を決めてしまいました。
このフライパンの正式な名前は「シュミーデアイゼンフライパン」と言い、ドイツ語だと「鍛えられた鉄」というネーミングからして無骨な感じのフライパンです。
ペトロマックスフライパンのサイズ
僕が購入したフライパンのサイズは品番は「sp24」の直径24cmのフライパン。
この24cmのサイズを選んだ理由としては基本的に大人数で使うこともないので、1ポンドステーキが焼ければいいかなと思ったからです。
見事、自分が思い描いていたように1〜2人ぐらいで使えるサイズ感でした。
それに持ち運ぶときに直径28cmや32cmのタイプを選ぶと重くて邪魔になるので24cmはバッチリですね。
ソロキャンでも大活躍してくれます。
ただ鉄のフライパンなのでステンレスやアルミのフライパンよりはもちろん重みがあります。
特にフライパンの柄を持って使うときには手首に重みを感じます。
まぁ、それでもフライパンを振ったりする使い方をする頻度は少なく、肉や食べ物を焼いているときには持ち手に手を添えるぐらいなのでそこまで使うときにデメリットだとは個人的には感じてないです。
IHクッキングヒーターでも使える!
炭や木の直火やバーナーで使うイメージが強いペトロマックスのシュミーデアイゼンフライパンですが、家庭のIHクッキングヒーターでも使うことができます。
なので家でも美味い肉を焼くために使えるというわけです。
普段使いにはIHクッキングヒーターで使い週末はアウトドアに持ち出してバーナーや炭の直火で使えるというわけです。
ペトロマックスのフライパンを使う時の注意点
ペトロマックスのフライパンを使う上での注意点としては、とても蓄熱性が良いので冷めるまでに時間がかかります。
持ち手の先まで持てないほど熱くなることはめったにないですが、万が一のことを考えて長い時間、火にかける場合には耐熱手袋を用意しておきましょう。
シーズニングすることで予防はできますが水が付いたらこまめに拭いてサビないようにしましょう。
シーズニング
鉄のフライパンなのでもちろん使い始めには「シーズニング」が必要になります。
シーズニングをしっかりとしてあげることで後々、焦げ付きやサビを予防してくれます。
それと出荷時に塗ってある防錆用のオイルを火であぶって焼き飛ばす目的もあります。
- STEP1火にかけるフライパンの表面の色が青黒い感じに変わってくるまでしっかりと焼きをいれましょう。この工程で表面に塗ってあるオイルを焼き飛ばします。
- STEP2油を入れる次に油を少し多めに入れて温めていきます。この時に注意が必要なのがペトロマックスのフライパンは深さが浅いので油がこぼれないようにしましょう。火傷してしまうかもしれませんからね。
- STEP3クズ野菜を入れる次にクズ野菜を入れて炒めていきます。この時にクズ野菜で周りのフチのところにも油が行き渡るようにしましょう。野菜がこげ茶色になったら火を止めましょう。
- STEP4仕上げクズ野菜を取り出したら、オイルポットにいらない油を入れましょう。そして冷めてきたらキッチンペーパーで余分な油を拭きつつフライパン全体を拭き上げて油を行き渡らせます。
お疲れ様でした。これでひとまずシーズニングは終了です。
使った後の手入れの方法
使い終わったあとは、たわしを使ってお湯でフライパンを洗いましょう。
洗う時に注意するのは洗剤がつかないようにすることです。
洗剤がついてしまうとせっかくの油膜が取れてしまいサビのもとになります。
油膜ができるとお湯だけでもきれいに汚れを落とすことができます。
洗い終わったら、食用オイルを塗って保管します。
この保管するときに新聞紙や厚い和紙などで包んで保管すると他のものに油がついてしまうことを予防できますよ。
タークと比較
ペトロマックスのフライパンを買おうと思っているなら迷ってしまうのがタークのフライパンです。
タークのフライパンはペトロマックスよりも更にクラシックな雰囲気に溢れていて、おまけに柄の部分までつなぎ目がなく一体型のつくりになっているので、長年使っても柄が取れてしまう恐れがありません。
なので長年アウトドアの相棒として大活躍してくれそうな感じです。
ただタークの価格はペトロマックスのフライパンの倍近くのの値段設定になっているのがデメリットですね。
僕はリーズナブルなペトロマックスのフライパンを選びましたが、予算があるのであればタークを買って損はないと思います。
スキレットとの併用もおすすめ
ペトロマックスのフライパンはとても満足のいく買い物でしたが、深さが浅いのが難点です。
なのでフライパンの深さが必要な料理はスキレットを使うのがベターです。
あまり動かさずに焼いていくステーキやソテーなどはペトロマックスで、野菜炒めのような素材を箸やしゃもじで動かしながら焼く場合は少し深めのスキレットという感じです。
まとめ
愛着の湧く道具がアウトドアに行く時にあるとさらに遊ぶテンションも上がります。
リーズナブルなフライパンもありますが、長い間使えて味が出ていく様子を楽しめるのもペトロマックス「シュミーデアイゼンフライパン」の醍醐味です。
良いフライパンだと焼く肉選びにも力が入りますよ。
どんな風に焼けるのかイメージをつかみたい場合は、youtubeに実際にペトロマックスのフライパンで焼いている動画をアップしているので参考に見てみてください。
ペトロマックスのクッキングスタンドを使った動画はこちらです。どんな見た目なのか参考にしてみてください。